short short short!!
01
センパイセンパイ、今のオレどう思います?!
いや、別に……ってかお前、眼悪くないのに何で眼鏡かけてんの。
えっと、ちょっといつもと違うオレ的な? たまにはいいかなぁとか……。
……前に凄ぇ度強い眼鏡かけてる友達がさ、オシャレで伊達眼鏡かける奴は眼鏡を冒涜してるって怒ってたんだけど、何か今解った。冒涜だなこりゃ。
ええええ、ちょ、オレ今二つの意味で混乱中なんスけど、何、似合いませんかオレ!? それとそのご友人とはどういう関係スか!?
友達だって言ってんだろーが。後似合う似合わないの問題ってか、それ邪魔。
はい?
お前眼は凄く綺麗なんだからよ。光反射して見えにくくなってんだよ。眼悪くないのにかけてんな。
え、え、えええっと!!?(まさかの剛速球かつ直球の褒め言葉スか!!?)
02
センパイセンパイ、オレ、センパイのこと大好きっス!
……あぁ。
センパイはオレのこと好き?
……違う。
センパイの嘘吐きー。
あぁ、悪ぃかよ! ってか別に、嘘吐いてねぇよ!
?どういうことスか?
……好き、じゃねぇし。
……!! ひ、酷い!
大好き、だし。
――せ、センパイのツンデレデレー!!
意味解んねぇ言葉使うな!
つまりセンパイの天邪鬼ー!!ってことスよー!!
抱きつくな暑っ苦しいわ!!
03
某月某日。
一緒に暮らしているのに毎日毎日帰りが遅い黄瀬を待つ笠松をちょっと可哀想に思ったので、久し振りに外に呑みに誘いました。
三軒ほど呑み歩いて、今度は宅呑みだーと笠松(兼黄瀬)宅に行くと、そういう日に限って黄瀬が還って来ていて出迎えてくれやがりました。
「そんな笠松ほっといて毎日遅い勝手な奴なんて無視しちまえー!」と言うと、笠松は無言で黄瀬の前を通り過ぎようとしていたので、よしよししめしめと思っていたら、笠松は何故か止まりました。
怪訝に思い、そうして奴の手元を見ると、きゅっと黄瀬の服の裾を掴んでいました。
これがツンデレかと思いました。
森山くんのある日の日記より
04
センパイの小さい頃ってどんな感じでした?
あぁ?
や、何かセンパイは元気一杯のガキ大将っていうか、やんちゃなイメージあって。
何でまたいきなり。
オレ小学校の頃からモデルやってるんスけど、まぁその頃の写真を久し振りに見ちゃって。すげぇすましてて、カメラ目線で、自分で言うのも何スけどなーんか可愛いのに可愛げないっていうか。
うん、本当自分で言う台詞じゃねぇよなそれ。
仕事じゃない写真でもそれで。撮られることに慣れすぎちゃって、敢えて子どもっぽく見せてますオレっていうのがモロに解るんスよね。
……でも、それって。
? 何スか?
お前が根っからのプロって話じゃねぇの。普段の写真でも、そういうの意識できてるって凄ぇことだとオレは思うけど。
……そっスか?
まぁ、今だってお前可愛げないからな。
えぇー。
お前、こんな状況でそういうこと言えてる時点で可愛げなんて塵も同然だろ。
いやいやいや、関係はあるスよ?
あ? どういうつながりだよ。
さっきのセンパイ舌ったらずですげぇ可愛かったなぁ子どもみたいだったなぁあぁ小さい頃のセンパイってどんな――……
よし黄瀬歯ぁ食い縛れ。今後前歯の欠けた笑顔っていう子どもっぽさを演出できるようにしてやるから。