べるぜバブ

吐息よりも重い独白、一、二、三

01

強く在ることと強くなることは全く別の問題で、それを考えれば男鹿というのは唯強いだけの男だった。
生まれ落ちた瞬間にもう男鹿は強かった。元々強さを持っていた。だから強くなることを知らない。強さを求めることも失うことも知らない。古市はそう思う。
――男鹿が強くなろうと決めるそのとき、強さを求めるそのときは、古市にとっては別れのときになるのかもしれないことを予期した。


02

永久不滅ポイントというのは買い物だけでなく人間関係においても成立する。
それを図らずも実現・実行しているのが男鹿と古市なのだが、この特殊な関係を維持するにはこのポイントの交換対象が一切ないことが絶対条件だった。だからそれは溜まっていくばかりだった。
永久不滅、とは換言すれば発展も変化もないことである、とは誰が言ったか。


関係性について。男鹿と古市。

(20100714)