下らなくはないけれども決して褒められたものではない遊び
咽喉笛食い千切ってやるよと笑った貴方の犬歯が卑しく唾液で濡れていた様を今でもはっきり覚えています。
そんな事言うなら食い千切ってやるともう一度言われて俺は食い千切るのはもっと別のものにして下さいなんて言いました。
おいおいそんな下ネタ言う人間に躰許した覚えはねぇぞなんて大仰に肩を竦められたのでそんな卑猥な想像する貴方の方がよほど下品でしょうと生意気に返しました。
本当に下らないのにこんな事を唐突に思い出すくらいにはこの脳は未だ余りが十分にあるからでしょう。
もっと色んなものを詰め込めるのだという事でしょう。
でも幾ら脳の余りを色んなものでたとえば情報やら知識やら以外でも幸せな記憶、だとか、そういったもので埋めようとしても。
この心にはもう余りなんてないという事実はどうしてだか不思議と解って泣きたくなります。
筑紫の回想